引退補助犬ボランティアさんを物心両面から支援
特定非営利活動法人 日本サービスドッグ協会

活動地
葛城市
概要
引退補助犬の老後のケアをするボランティアさんを物心両面から支援する事業
取材日
2009年7月1日

7月1日、葛城市新村にあるNPO法人「日本サービスドッグ協会」の事務所に岩本理事長を訪ねました。

理事長ご自身も目がご不自由で、約27年間盲導犬の世話になっており、当日現役の盲導犬パディ君(オス10歳)とともに出迎えて頂きました。

日本サービスドッグ協会はその役目を終えた補助犬の老後のケアを目的に、引退犬ボランティアの方への支援及び研修活動、補助犬への理解を深めて頂くための啓発活動、運営のための募金活動等を行う団体です。

設立は2003年、現在正会員23名、賛助会員約190名で運営され、会報発行部数約800部になります。

活動内容

補助犬のことをもっと知ってもらいたい

補助犬には体の不自由な人をサポートする介助犬、眼の不自由な人をサポートする盲導犬、耳の不自由な人をサポートする聴導犬の3種類があり、それぞれ教える内容、指示の仕方等が異なります。盲導犬一頭を育成するためには300万円~500万円の費用がかかります。現状、盲導犬が必要な方3,000人に対し、育成頭数は少なく、実際に働いている盲導犬も約1,050頭しかいません。

盲導犬育成の流れについて。
パピーウォーカー(※1)に育てられた子犬は成犬になってから訓練所に戻り、半年~1年かけて訓練します。犬種はラブラドール、ゴールデンリトリバーが多く、約3~4割が盲導犬となり、眼の不自由な方のもとで8年~10年活躍します。その後引退し、訓練所を通じて、引退犬ボランティアの方に引き取られ余生を過ごします。
 ※1 パピーウォーカーとは盲導犬候補の子犬を家族の一員として迎えて、生後50日ぐらいから1歳ぐらいまで育てて頂くボランティアです。

主な活動は引退犬ボランティアさんへの支援と補助犬の啓蒙

事務所ドッグラン場で シャンプーは気持ちいいな~ ユニークグッズがいっぱい 盲導犬や引退犬が遊びに来ます

補助犬の引退の原因は人間と同じく身体的な衰え、病気や怪我、ストレス障害等多岐にわたります。その補助犬を温かく迎えてくれるのが引退犬ボランティアの方々です。
日本サービスドッグ協会は引退犬の介護費・医療費の援助や介護用品(おむつ・床ずれ防止マット等)の提供等の支援活動、よりよい介護用品の開発・製作・普及活動、これら事業を維持する募金活動、獣医師や経験による老犬飼育の勉強会等の研修活動を行っております。

また、補助犬に対する理解を深めて頂くための講演会や盲導犬の体験学習を幼稚園・学校・老人ホーム等で行っております。

これからやりたいこと

犬から学んだことは「犬は人間とは逆で、時間がたつほど人との絆が強くなる」とおっしゃる理事長に今後の活動目標を伺いました。内容は以下の通りで、今後資金準備を進めていくとのことでした。
 ① 病気・怪我等で緊急に引退させなければならない補助犬がいることを深刻に受け止めている。そこで、緊急かつ早急に補助犬の代替え犬が必要
   になった場合の支援も準備したい。
 ② 引き取り手のない犬を預かる場所の確保。ならびに、老後をより快適に過ごせる設備を充実したい。
 ③ 補助犬法が成立しても受け入れ拒否があるので、補助犬を理解してもらう啓発活動に努めたい。

NPO法人「日本サービスドッグ協会」の活動に賛同される方はホームページ(http://www.eonet.ne.jp/~jsda/)をご覧ください。



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