住み慣れたところで、安心して、普通に、自分らしく暮したいとの思いを、地域の人々と共になって支え合います。
特定非営利活動法人 この指とまれ21

活動地
奈良市
概要
在宅福祉サービスとまちかどデイハウス(ふれあいクラブ)を中心にした地域との交流や学習会、バザーなどでコミュニティーづくりをしています。
投稿日
2011年10月26日

施設でのサービスだけではなく、介護保険の枠からはみ出したサービスを思い出の詰まった自宅で、温かみや優しさのある在宅介護を望む人たちに向き合うサービスを提供したいと思いました。自分の力だけでは対応できない事態に立ち至った時、仲間との共助によって、これを解決しよう、それには、一旦切れてしまった人々とのつながりを復活させ、共助を実現する精神的結び付きを深める工夫をしました。そして、ボランティア労力銀行にも似た、利用会員と提供会員を募集して結びつけたら良いと考えました。

孤独な高齢者が多いと聞きます。原因は様々と思いますが、家族の為に家庭や企業で一生懸命に働き、地域社会との関係が薄かったこともその一つではないでしょうか。動ける内に地域での交流を深め、顔の見える関係で手助けをしあいたい。負担に感じ始めたら手助けをお願いする共助の関係を会員同士が有償で授受しようとしています。

寄り添いから始める
より大きな地図で NPO法人この指とまれ21 を表示
船橋商店街での初期の事務所
寄り添いから始める 活動拠点 船橋商店街での初期の事務所

法人設立前、奈良市社会福祉協議会の老人介護ボランティア養成講座の修了生が、それぞれのグループを作って特別養護老人ホームのボランティアとして活動し始めました。その数が増え他の福祉ボランティアと共に、奈良市のボランティアセンターを拠点に新たな活動をはじめました。

平成12年に奈良県下17番目のNPO法人として、船橋商店街に事務所兼「カフェふなはし」を開きました。船橋商店街の会員になり、商店街の方々に良くして頂き、近くの病院帰りの利用者もあり賑やかにスタートしました。それから8年後に今の西笹鉾町に事務所を移転し、まちかどデイハウス(ふれあいクラブ)を運営しています。

当初はNPO法人の概念が広がっていない中でどこへ行っても理解されずどうしたら解ってもらえるのか四苦八苦した覚えがあります。現在でも、NPO法人に対する認知度は未だ低い状況ですが、参加する人達が生き生きとして、その力で地域社会が明るく元気になることを夢見て活動をしています。

活動内容

 在宅福祉サービス(有償福祉サービス)

共助の関係(クリックで拡大) 利用者(左)と支援者
共助の関係(図をクリックして拡大) 利用者(左)と支援者

利用会員の要望は様々です。掃除・洗濯・炊事・買物等の家事手伝い、通院や散歩などの外出時・食事・着替え等の介助、公的福祉サービスの情報提供、相談、手続きの代行、話し相手、家中の整理、ごみ処理、草取り等があります。

これを活動会員が支えますが、両者の調整を相談員(ボランティアコーディネータ)が行います。在宅福祉サービスはサポーターが少なくて最初はうまくいきませんでしたが、現在では徐々に増えています。法律基準でのサービスではありませんから、時には利用者との思いのすれ違いもあったりしますが、喜びの姿を見たり言葉を聞くとやっていて良かったなと感じます。

 まちかどデイハウス(あいあいクラブ)

毎週、月水金の10時から15時の時間帯にあいあいクラブに集まってお茶を飲んだり、楽しいおしゃべりをしたり、ゲームをしたり、簡単な昼食づくりをしたり、お年寄りの拠り所を作っています。参加は無料で、飲み物代と昼食は実費負担としています。会員の中には観光ボランティアをしている人もいて、お客さんに説明する刺激や歩くことで心身が元気になると言います。あいあいクラブは、それぞれの持ち味を持ち寄って人生の『寄せ鍋』を楽しむ場なのです。

佐保川の散策 あいあいクラブのおしゃべり 端切れでぞうり作り 総会後のオカリナ演奏披露
佐保川の散策 あいあいクラブのおしゃべり 端切れでぞうり作り 総会後のオカリナ演奏披露

 リサイクルバザー(我楽多市)

遷都1300年祭会場 近隣の大学体育館 事務所前広場
遷都1300年祭会場 近隣の大学体育館 事務所前広場

事務所前広場や他団体のイベントに協賛し年2~3回開いています。通常は、まちかどデイハウスで見ることが出来ます。

衣類・紳士服・セーター・日用品・食器・布団・鞄・子供用椅子・靴・花器・電気カーペット・オイルヒーター・はぎれ・和服・小型冷蔵庫・ポット等を扱います。  活動資金の足しにしたい、そして、この指とまれ21の存在を、我楽多市を通して知って頂ければとの思いで行っています。

 基盤づくり

勉強会
勉強会

立ち上げ時の介護保険制度が未熟な時期と、制度が整備された現在でのサービスの内容を変えることが大事です。保険制度だけでは支え切れない部分の手助ができるように研修会を開いて、会員の気持ちの器を拡げたり、交流を図っています。

23年度には新たに介護ボランティアの養成講座を11月から6回連続で開催予定です。この養成講座を通じて、活動への参加者が増えることを目指したいと考えていますが、開講経費の捻出が容易ではありません。インターネット(ホームページ)、奈良ボランティアネット、ボランティアセンター発行の広報紙での広報や、市ボランティアセンターとセンター登録ボランティアの方々と共になって活動を続けています。


 目指すところ

法人設立当時は(2000年の頃)は福祉系が大変注目されていました。しかし、今は子育てと環境の分野への風が吹き、福祉はコストと扱われる風潮がある様に感じます。最初は行政からの支援を受けるにせよ、地域社会で良い循環が出来る仕組みを市民と行政が一緒になって作ることが大切です。私たちは介護保険のサービスで出来ないお年寄りに寄り添うボランティア活動を「世の為、人の為、自分の為」を合言葉に提供していきます。 課題は、在宅福祉サービスのサポーター(サービスに行くボランティア)が少ないことです。今後も様々なプログラムを組み、介護ボランティアの養成講座を開催し参加者の気持ちを支え、仲間づくりを目指します。NPO(社会)とのつながりは、非営利活動であると共に社会的責任を持つことによって人生を豊かにします。参加をお待ちしています。

ページの先頭へ戻る