墨を画材に使った「墨アート」を広めます。
特定非営利活動法人 墨アートプロジェクト

活動地
奈良県内・大阪府内・海外(台北・シドニー)
概要
墨アートを体験できるワークショップ、講演、執筆活動、展覧会を開催し、日本の伝統「墨」の啓発を行っています。
投稿日
2012年1月20日
団体のロゴ
団体のロゴ

日本に昔からある墨。しかし墨は習字や水墨画といった既成概念があること、鉛筆やペンに比べ扱いが難しいイメージがあります。こうして日常から遠のいた「墨」ですが、古くからある世界に誇れる画材です。「今まで墨を触ったことのない人や、絵を描いたことのない人でも手軽に遊べること(墨遊び)ができれば」との想いから「墨アート」は生まれました。

平成10年に、大阪市内で美術教育に携わるメンバーで「拓の会」を設立しました。そのメンバーで墨を画材として普及させようと、平成17年「墨アートプロジェクト」を興し、墨表現(墨アート)の実践と研究活動を国内や海外で精力的に展開してきました。そして、墨を使った美術表現を教育や文化活動、国際交流活動の中に広げたいという強い願いのもとに、2010年11月にNPO法人墨アートプロジェクトを設立して活動を始めました。翌年、2011年に日本の伝統・文化の理解を図ることを重視した教育改革を受け、全国の図画工作科の教科書に「墨アート」が題材として取上げられました。お陰さまで「墨アート」の指導に関する問合わせが全国から頂いております。

活動内容

先ずは墨アートとの出会い(展覧会)で感動を、そして、どうなっているのかなとの好奇心から、やってみたいとの意欲を育み(ワークショップ)、文化交流に発展させています(講演・出版・執筆)。

墨アートの展覧会の開催

作品の例 第1回墨アートフェスティバル(図のクリックで拡大表示)
作品の例 第1回墨アートフェスティバル(図のクリックで拡大表示)
左の写真の説明:左上から反時計回りに、①-はけ目模様・傘模様・浮き出し模様を生かしたランチョンマットはラミネート加工して、汚れにくい工夫もしました。②-刷毛目模様・水玉模様を生かしたランプシェード。③-彩液でマーブリングして、うちわに仕上げました。④-刷毛を使ってスタンピングで模様をつけた和紙をブックカバーにしたもの。⑤-その他の作品例。

体験ワークショップ

技法は全然難しくありません。遊び感覚で楽しめます。

かさ模様 水玉模様 立体交差模様
かさ模様 水玉模様 立体交差模様

これまで実施しましたワークショップの一部をご紹介します。子どもさんから大人の方、そして海外の方々まで墨アートに触れて頂きました。

大和高田市ワークショップ(2010年) 国際美術教育学会世界大会(大阪・2008年8月) やまと花ごよみワークショップ(2010年10月)
大和高田市ワークショップ(2010年) 国際美術教育学会世界大会(大阪・2008年8月) やまと花ごよみワークショップ(2010年10月)

その他(講演・出版・執筆)

「墨アート」の技法や作品、そして暮らしの中での活用方法について、今後講演活動や出版・執筆活動を展開予定です。

「第1回墨アートフェスティバル2012」のご案内

2012年2月11日(土)、18日(土)に奈良県文化会館において、「第1回墨アートフェスティバル2012」を開催させていただくことになりました。テーマは「墨は文字を書くだけの、古いものと思っていませんか?墨模様の美しさや新しさを、奈良から世界に発信しましょう」です。このイベントは「奈良県地域貢献活動助成事業」として、そして奈良県、奈良市、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会の後援をも頂いております。午前中は墨アート講座、午後は墨アートフェアの2部構成となっています。

平成23年度の学習指導要領の改訂で伝統文化の重要性が強く打ち出さました。これに伴い、図画工作科の全ての教科書に墨を使った美術表現「墨アート」が取上げられることになりましたが、「どのように教えればいいのだろうか!?」という教職員、教育関係の方も少なくないと思います。そこで午前中はそういった方々に「墨アート講座」を行い、授業における墨アートの伝え方をレクチャーします。そして午後の「墨アートフェア」は、さらに一般市民の方々や奈良を訪れている海外の方々にも気軽に「墨アート」で遊んでいただけます。

小学生以下は無料で、出入りも自由。当日参加できますので、是非奈良県文化会館にお越しください。なお、墨アートフェスティバルで参加者がそれぞれ制作した作品は持ち帰ることが出来ます。詳細はチラシ()をご覧ください。また、今後の計画等の詳細は墨アートプロジェクトのホームページをご覧ください。

これから

全国の墨生産約9割のシェアを占める奈良県においても、画材としての墨の認知度が高くありません。新しい活用法を提案することで、奈良の伝統工芸でもあり特産でもある「墨」を守り、広く活用していくきっかけにしていきたいと思います。墨は、素晴らしい画材であると思います。現在、わが国では伝統工芸や伝統芸能が廃れつつあるケースが少なくありません。それらを保全していくために、NPOとして保全活動を行う方法もあります。どんなにマイナーなものでも構いません、伝統工芸、伝統芸能の保全でお悩みの皆さん、参考にして頂ければ幸いです。

また墨アートプロジェクトは、国際交流活動も推進してきました。留学生や海外からこられた方々に、「墨アート」を体験して自国に持ち帰って欲しいと考えております。ワークショップ、講演をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。

  • メール:sumi-art@infoseek.jp
  • ファックス:0745-23-0795

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