山野草や昆虫の生育、農産物の収穫を楽しむ里山の復元活動
特定非営利活動法人 山野草の里づくりの会

活動地
桜井市大字三谷
概要
山野草や昆虫の生育、農産物の収穫を楽しむ里山の復元活動
取材日
2009/04/29

4月29日の春うららかな日に、桜井市三谷にある、NPO法人山野草の里作りの会の福岡理事長を訪ねました。活動地は阪奈国道の福住IC又は針ICを下りてから10分で県道80号から少し登った大和高原のどかな里山にあります。
平成13年から活動を始めましたが、当時はスギ、ヒノキの間伐も滞り、耕作放棄地もみられ、だんだんと人が入らない草深い荒れた里山になっていました。福岡さんは地元住民の方や関心のある方に呼びかけて里山保全活動をスタートしまし、今では46人の会員の皆さんが活動されています。

活動内容

山野草自生地の保護・復旧


左上 ユウスゲ(絶滅危惧種)
左下 ムラサキサギゴケ
山野草園

三谷と周辺地域には山野草が多く自生しており、スズラン、キンラン、ユウスゲ、フデリンドウ、ササユリなどの奈良のレッドデータブックにある絶滅危惧種の山野草の内、30種が自生しています。 みんなで雑草に負けないように保全活動を行っています。









放置山林・農地復旧

管理できず放置された山林を整備し、明るい森にしたらササユリも育ってきました。山林整備で生じた樹木を利用してシイタケ、ヒラタケの栽培もしています。間伐材を利用してツリーハウスをつくり、子供も大人も楽しんでいます。
遊休農地の復旧整備をおこない、無農薬野菜、果樹、景観植物(赤い花のそば、花菖蒲、菜種など)を栽培しています。

里山整備活動 ツリーハウスつくり 赤い花のそば園
里山整備活動 ツリーハウスつくり 赤い花のそば園

湿地の整備、ため池の整備

休耕田を利用して、水生昆虫や湿地生物の生息できる湿地ビオトープを子供達と共に整備しています。 ちょうどこの日も近畿大学の学生さんが中心になって子供達といっしょに、ミズカマキリ、マツモムシなどの調査を行い環境教育をされていました。

ミズカマキリ
イモリ
湿地ビオトープの観察会
左上 ミズカマキリ 左下 イモリ 湿地ビオトープの観察会

花の宴(自然を楽しむ会)、自然教室、キッズ自然体験

山野草園は自然園と植栽園からなり面積は約50アールあります、囲いはなく多くの皆さんに自然に触れ、楽しんでいただき、自然を守る意識を高める為に、蛍のゆうべや里に咲く花をテーマに自然観察会をしています。またスケッチ教室、野草料理教室、クラフト教室、蕎麦打ち教室など自然をテーマに楽しい催しもしています。

自然観察会 ホタルの夕べの事前説明会
自然観察会 ホタルの夕べの事前説明会

フィールドでの活動日は毎週水曜日と土曜日ですが、詳しくはホームページをご覧下さい。 活動に参加される仲間を募集されていますが、NPO活動の為のチラシ、ホームページ更新、所定の事務手続きなどの情報発信をお手伝いいただける仲間も募集しています。

山野草の里づくりの会のホームページはコチラ


取材を終えて

里山の荒廃は、ここだけではなく全国的な問題ですから、と言われる理事長の言葉が印象的でした。山からの恵みは里山を通じてもたらされます。これを保全することは大変重要なことで、楽しさ、美しさを体験しながら、気持ちを同じくする、また共鳴する様々な仲間達と共に考え活動される山野草の里づくりの会の皆さんの輪が広がって、住みやすい環境づくりに繋がることを期待します。



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