おもてなしの心と地域の絆作りで三輪のまちに賑わいを
特定非営利活動法人 三輪座

活動地
桜井市
概要
三輪の歴史や産業・文化や自然環境・名産品など地域資源を活かしたまちづくり事業
投稿日
2011年6月10日

桜井市三輪には三輪山をご神体として大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る『日本最古の神社』と称される大神神社(おおみわじんじゃ)があり、古くからその門前町として多くの参拝客で賑わってきました。また近世には近隣に吉野材の集積地として栄えた木材の町桜井があったことも影響し、今も耐久性に優れた吉野材をふんだんに使った伝統的な町家が数多く残っています。

その三輪の町を、そして桜井市をもう一度元気にしよう! 住んでいる人が元気で楽しく安全に、来る人がおもてなしの心を感じられる地域にしよう! との熱い思いを持った仲間が集まってNPO法人三輪座が生まれました。

     
軽茶テラス三輪座ギャラリー醸
軽茶テラス三輪座ギャラリー醸

三輪座の活動の原点は会員が多数在籍していた『森とふれあう市民の会』が2005年4月に取り組んだ『三輪地域における地域に根ざした景観まちづくりの推進事業』です。その後、2006年5月にまちづくり活動に特化した任意団体『三輪座』を設立し、2010年3月に法人格を取得。三輪地域の歴史や産業・生活文化・自然環境を大切にして、美しい風景とおもてなしの文化を醸成し、訪れる人の心に長く刻まれる『日本のふるさと三輪』の情景を次の世代に繋いでいく事を目的に活動しています。

活動拠点はJR三輪駅前にある『軽茶テラス三輪座』と三輪中町にある町家を活かした『ギャラリー醸(かもす)』で、いつ来ても楽しく賑わっている三輪のまちづくりを目指しています。軽茶テラス三輪座では立地を活かし、観光インフォメーション・特産品ショップ・くつろぎカフェとして、スタッフ一同おもてなしの心をもってお客様をお迎えしています。ギャラリー醸では敷地内に建設した吉野材をふんだんに使用した三輪(MIWA)町家モデルハウスを活用して、二世帯住宅の建設、商売のための町家改修や広告宣伝など町の活性化につながる相談に応えるとともに、写真や資料の展示による三輪の観光案内や住民参加型のまちおこしイベントを行っています。

活動内容

次世代も楽しく住み続けられる地域づくりを

 MIWA町家モデル
MIWA町家モデル

町を活性化するには、若い世代が「三輪で住みたい」と思うような魅力的なまちにすることが一番です。その一つが快適な住環境の提供です。三輪には町家が多く残り、その敷地の多くは「うなぎの寝床」型の狭隘で奥に長い形状をしています。敷地の特徴を活かし、会員の一級建築士たちが集まって、親元に帰った若夫婦が、親世代が住む敷地の裏に、景観と現代生活に調和した住まいを建て居住することをコンセプトに、新しい町家モデル『三輪<MIWA>町家モデル』を生み出しました。これがギャラリー醸の裏にある三輪<MIWA>町家モデル住宅です。

気軽にホームパーティが開ける、子育てをしながらお菓子作りの教室が開ける等若者の夢をかなえる機能の充実に加え、最新のエコテクノロジーもお洒落にとりいれています。また建築材料には品質の高い吉野産の杉や檜をぜいたくに使い、耐久性に優れかつ伝統的町並みの面影を継承したデザインになっています。 今後は三輪(MIWA)町家モデル住宅のよさを多くの方に理解して頂くために、このモデルハウスを使った親子クッキング等の体験イベントや町家に関するツアー等を通して、三輪の活性化を支援して行きます。

地域の絆作りが地域を活性化

地域の活性化を図るためには地元住民の方々の理解と参加が不可欠です。三輪座では地元住民の方々との絆をより強くするために以下のような活動をしています。

三輪まち開き’10 みわ月あかり 僕たち私たちのまち絵画展 第4回みわの日手づくり雑貨市
三輪まち開き’10 みわ月あかり 僕たち私たちのまち絵画展 第4回みわの日手づくり雑貨市
  1. 『三輪まち開き’10 みわ月あかり』開催

    2010年10月23日~24日に開催しました。この年で3回目ですが、前年より地元行事の『秋の大神祭』に併せて開催しています。三輪座では多くの地元住民や観光客の方に楽しんで頂くために、ライトアップイベントだけでなく、ギャラリー醸での一夜限りの『Bar醸』を開店したり、恵比須神社で落語会を開催しました。

  2. 『僕たち私たちのまち絵画展』開催

    2011年3月19日より10日間、ギャラリー醸で行いました。絵画のテーマは『桜井市の中の自分の好きな場所』で、地元の小学生や住民の方々を中心に69点の応募があり、27作品が入賞しました。運営に当たっては地元住民、行政、商店などの方々に協力頂き、地元の皆さんと一緒に作り上げた絵画展となりました。

  3. 『第4回 みわの日 手づくり雑貨市』開催

    2011年4月30日、ギャラリー醸と駐車場を使って開催しました。『味見どうぞ』『これはどんな商品ですか』など出展者とお客様のやり取りする声が会場のあちらこちらから聞こえ、お客様が雑貨市を楽しんでいる様子がうかがえました。また、桜井市のイメージキャラクター「ひみこちゃん」も来てくれました。

まちづくりはブランド発掘と情報発信で

すずらんまつりに出店
すずらんまつりに出店

三輪座では『三輪をブランド化しよう!』という取組みを行っています。2010年5月29日、首都圏にアピールできる三輪ブランドをつくり三輪ブランドをアピールするため、明治大学協力のもと『すずらんまつり』にて日本酒のふるさと三輪の地酒や三輪そうめん、桜井の木工品等を出展しました。 また今年2011年9月29日から10月4日まで、東京の日本橋にある『奈良まほろば館』で三輪ブランドをアピールするイベントをおこないます。

まちづくり事業は継続して取り組んで行くことが重要です。三輪座が取り組む事業には「自らが運営主体となる活動」と「運営支援(コーディネート)を中心とする活動」があり、いろいろな相談が持ち込まれます。今後、次世代を担う子供たちが地域に根付き、地域の元気が回復するために、行政・大学・地元企業・住民との協働をさらに推進し、他地域との連携を深め、地域資源を活かした質の高い(収益性のある)まちづくり事業を各地で展開していけたらと考えています。そのためには、単に会員を増やすのではなく、同じ志を持った同志を増やすことが必要です。三輪座ではこの町のメリットになることであれば、できる方法を考え出すというチャレンジ精神を共通の理念として、会員17名と常勤スタッフ9名が志をもって活動に取り組んでいます。

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